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ウェーウィリー・イッティアナンクン インタビュー

Q: プロジェクトの構想や全体のスケジュールを聞いた印象は?

どこまでこのプロジェクトについていけるか少し不安だけど、とても楽しみにしています。

Q: 普段自身で創作活動はしている?

女優だけで創作はしていません。

Q: 『プラータナー:憑依のポートレート』(“Pratthana – A Portrait of Possession”)に出演もしているThanaphon Accawatanyuの作品に参加中だけど(2017年9月時点)、この作品で面白いと感じているところは?

まず脚本・共同演出を務めているThanaphon自体が面白いです(演出は『プラータナー:憑依のポートレート』出演俳優でもあるThongchai Pimapunsriとの共同演出)。彼のプロダクションに参加するのは初めてだけど、彼の演出は他の演出家と全く違っていて新鮮だし、なにより彼は全く独自のビジョンを持っていると思います。観客がこの作品をどのように感じ取るか自分には分からないけどそこが面白いところじゃないかな。

Q: どのような関心を持って女優になったの?

最初から女優になろうと考えていませんでしたが、チュラロンコーン大学文学部演劇学科で演劇を学び、学内の作品に出演したり、学外の仕事やワークショップに参加するうちに、楽しくて続けたいと思うようになっていました。

Q: 参加する作品を選ぶポイントは?

作品を選ぶというよりも、おもしろそうだと感じたプロジェクトがあればオーディションに参加するし、相手から紹介されることもあります。 オファーが来た場合、私はいろんなことを試すことが好きなので自分から断ることがほとんどないです。

Q: 原作小説の感想は?

ストーリーが重く、物語の進行も複雑で一気に読めるような小説ではないですね。でも、そこが面白いと思うし、気に入りました。

登場人物が取る行動のほとんどは共感出来ませんが、ある部分では共感できる部分もあり、それがとても心に響きました。第4章までは続けて一気に読み進めることができたのですが、最後の章を読む時になってしばらく間を置いてしまいました。なんだか、その体験も不思議だったと思っています。

Q: 最も印象的なシーンは?

2010年の人が死んでいくシーンです。それは、自身も実際に体験した出来事だから。

事件が起きた2010年は、自分も成長して色々と周囲の物事が理解できるようになっていたので、余計に強い印象を持っています。

プロフィール

ウェーウィリー・イッティアナンクン

チュラロンコーン大学芸術学部卒業。パフォーマーとして、B-FloorTheatre、Democrazy Theatre Studioの作品に参加している。近年の活動では、Democrazy Theatre Studio” Happy Hunting Ground” (タイとドイツのコラボレーション作品、2016)に参加、バンコク公演の他ドイツ、スイス公演に参加。2015年B-Floor Theatre “Manoland”、 2014年にバンコク、仙台、東京で上演された子供向け作品”yoo-dee” にも出演。

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