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2018年にバンコクで世界初演を迎えた『プラータナー:憑依のポートレート』は、タイの現代史と、そこで生きる一人の芸術家を描く物語。国家、政治対立、芸術、セックス、ポップカルチャー、繰り返し起こる軍事クーデター。それらが渦巻くなかで、彼は人生の幸福と孤独に心と身体を囚われ、引き裂かれ、それでもなお生きることを望み、欲望する。

これは、決してタイだけの物語ではない。今を生きる、私たちとあなたたちの物語。

タイ現代文学の旗手ウティット・ヘーマムーンの原作を、岡田利規の脚本・演出、塚原悠也(contact Gonzo)による空間構成=セノグラフィーが再構築。タイ唯一の舞台芸術賞、IATC Thailand Dance and Theatre Awards 2018のBest Play賞を受賞するなどバンコクの演劇シーンで絶賛を浴び、パリのポンピドゥ・センター(フェスティバル・ドートンヌ・パリ/ジャポニスム2018公式企画)での上演も反響を呼んだ、斬新さ溢れる4時間の大作が、ついに日本初演を迎える!

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公演概要

日程

2019年6月27日(木)~7月7日(日)

場所

東京芸術劇場 シアターイースト MAP

原作

ウティット・へーマムーン

脚本・演出

岡田利規

セノグラフィー・振付

塚原悠也

問合せ

info@precog-jp.net / 03-6825-1223 (precog / 平日10:30~19:00)

あなたに憑依するものは、何―?
孤独に群れて漂う わたしたちの物語

『プラータナー:憑依のポートレート』は、タイに生きる一人の芸術家の人生を描きながら、人生を取り巻く社会状況や、「生」の普遍的な問いを突きつける。

自己/他者、生/死、男/女、ある階級/別の階級、過去/未来、個人/国家、西洋芸術/その周縁の芸術史、支配する側/支配される側、欲望/その対象

現代社会を生きる上で誰もが対峙する見えざる境界線が、本作のテーマのひとつである。生きる上で葛藤の原因ともなるあらゆる境界線は、岡田と塚原が編み出す手法で、舞台/客席、現実/虚構とも混ざり合い、その場にいる者すべての体験として現れる。境界線は越えられるものなのか——

作品を知る

『プラータナー:憑依のポートレート』がつくる、観るだけではない公演への参加の仕方。
観客参加型の「あなたのポストトーク」、『プラータナー』観劇ガイド、AWRD公募プログラムなど、様々な入り口からあなたのお越しをお待ちしています。

あなたのポストトーク

プラータナーの公演は全10回。そのうち2回で、観客参加型の「あなたのポストトーク」という感想を語り合う場を設けます。劇場で「あなたの物語」を聞かせてください。

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『プラータナー』観劇ガイド

安心して公演に迷い込むためのガイドを、4月下旬より都内各所で配布予定。広げると1枚のポスターに、ハサミを入れると一冊の冊子になるパンフレットです。あなたの近くにも、『プラータナー』の入り口が。

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『プラータナー』スクール

「観客の創造力を可視化する」ための『プラータナー』スクールでは、ファシリテーションとグラフィックレコーディングの手法をともに学びながら、観客の創造力を可視化する場をつくる仲間を募集します。―メンターメッセージ:臼井隆志(WSデザイナー)

あなたらしい演劇との出会い方を見つけよう!

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